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人のせいについて

 

何か起きた時、人のせいにするのは良くないと、多くの人が分かっています。
けれども、分かっていても人のせいにしてしまうことがある人もいるのではないでしょうか?
その理由について、昨日はたと閃いたので、参考までに書いてみます。
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人のせいにすることの問題は、
人のせいではないのに
人に理由を押し付けているから
ではありません。
人のせいであることそのものは、間違っていないことも多いのです。
が、しかし、“その人のせい”が正しかったとしても、
その言葉の前には、“その人にとっては”という言葉を入れなければなりません。
つまり、その人のせいと言えるのは、あくまでもその人にとってのことなのです。
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例えば私と誰かとの間に問題が起きたとします。
私の前でその現象が生じた原因は私の中にあります。
同様に、その誰かの前でその現象が生じた原因はその誰かの中にあります。
そして、人のせいにするのが問題なのは、
自分の中の原因を無視して
相手の中の原因を見ようとしたり、
相手の中の原因を見つけたことで
自分の中には原因がないと思ってしまうことです。
むしろ相手の中の原因を無視して
自分の中の原因をクリアすることに取り組むならば、
相手の中の原因を知ること自体は問題ではないのです。
相手に問題がないのではなく、
相手に問題があったとしても
それは自分の問題ではないのです。
現象が真ん中にあって、
それを挟んで2人の人がその現象を見ているとすると、
確かに同じ現象を見てはいるのですが、
同じものが見えているわけではなく、
見る角度ごとに答えがあり
画一的な因果関係ではないのです。
それを実感するたびに感じるのですが、
2人の人がそれぞれの理由で
真ん中に1つの現象を生じさせているというのは、
多様な細胞や微生物が1人の人の身体の中で調和しているのと同様に
奇跡的な見事な調和だと感嘆しています。